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フランスで、一人のトレーダーが7600億円の損失!
男性トレーダーの不正取引で、巨額の損失が発生した。
7600億円の損失というのは、一人の不正では、
世界で前例のない、空前の被害額だという。
あまりに、金額が大きくてピンとこないが・・
日本でも95年に、大和(現りそな)銀行のニューヨーク支店で、
債権売買の失敗で、1100億円の損失を出したことがある。
フランスのジェローム・ケルビエル氏(31)は、
権限を大幅に超えて、不正な取引をして巨額な損失を出した。
昨年から、他の行員のID、パスワードを使って、
欧州の株価指数先物の大規模な取引をしていた。
損失が巨額になった背景には、同時株安がある。
もともとの損失は、2300億円だった。
銀行は、公表前に金融当局の了承を得て、
取引の清算を最優先しようとしたのだが・・
18日夜に不正を把握したが、週明けの21日、
欧州株式が、米同時多発テロ以来の大幅な急落を示した。
ケルビエル氏が利益を着服しようとした形跡はないそうなので、
なぜ権限を大きく逸脱した取引を行ったかは依然、ナゾ。
「彼は、大きな利益を出す新たな取引技術を見つけた、と話していた」
と言う関係者もいる。
「一人だけとは考えがたい」と指摘する専門家もいる。
彼は「文書偽造、同行使、コンピュータ無許可使用」の罪だという。
大きなお金を扱っていると、
感覚がマヒしてしまうのだろうが、それにしても・・