ためしてガッテン

集中力を高めて能率アップ

勉強にしても、お金を稼ぐにしても集中力は大事です。
暗算チャンピオンの土屋さん。
ものすごい勢いで計算していく。
普段は4分で全問正解するというが、途中で邪魔をする。
賑やかなサンバのリズムと共に、腰をふりふり踊子も乱入。
それにもかかわらず結果は、3分41秒で全問正解。
土屋さん「最初はびっくりしたが、すぐになれた」
なぜできるのか?といえば「自然に実についた。積み重ねかも」
脳の活動状態を調べてみる。
全体が赤くなっている時は、サンバが乱入してきた時。
その他の時は、全体に青くてリラックスしている。
実験してみると、何か興味を引かれるようなことがあると、
そちらに気を取られて、集中できない。
パワーが分散していると、集中できない。
頑張るのをやめて、必要なところだけを働かせる。
ゴム成形メーカーの工場で、ゴムの品質を検査している、
女性職員の人たちで実験をした。
正確さと早さが必要で、見落とすとクレームになる。
検査目標は1時間に800個だが、なかなかできない。
そこで、イヤホンで音を聞きながらやってもらった。
童謡、クラシック、自然の音で試してみた。
自然の音は、聞こえていても邪魔にならず、雑音を消してくれる。
新幹線の中で集中できるのも、同じような仕組みによる。
普通のオフィスでも、音を打ち消すような音を、
バックグラウンドミュージックのように流しておく。
すると、他の人の話が聞こえてこないので、集中できる。
自分が集中できる環境音を探しておくと良い。
それでも、疲れてくると集中力は落ちる。
先ほどのゴムの検査をする人に、紙とペンを渡した。
すると、集中力が復活した。
ペンで紙に何を書いたのか?
1時間に800個が目標だが、
「10分間に130個以上 検査する」と、小刻みに書き直す。
その下には「クリアできたら定時に帰れる」
「旅行に行かれる」など、プラスのメッセージを書く。
自筆で書くことが大切で、ワープロ打ちでは効果が少ない。
自分へのご褒美や、励ましを書く。
集中するための車の両輪になるのは
・脳を無駄なことに使わない
 (興味や関心のあるものを身近に置かない)
・前頭前野を活性化させる
 (ご褒美ワードや、励ましワードが集中スイッチをオンにする)
リラックスするには、自分なりの集中儀式をする
・かつて自分がやって集中できたこと、
 コーヒーを飲む、入浴するとか・・
休憩を取る
・90分やったら10分休むなどして集中エネルギーを補充する
自分なりの集中法を見つけよう。

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