週刊オリラジ経済白書

あの店なぜ潰れない?ミシン屋 家具店 骨とう品屋

・下北沢のミシン屋さん
 ミシン屋の数も、30年前の7分の1に減った。
 店の前で6時間、見ていても客の姿はゼロ。
 店の中に入ってみると、売り物かどうかも分からないものが
 倉庫のように並んでいる。
 それでも年間の売上げが2000万円あるという。
 店主は週に4日くらい店にいない。
なのに儲けている理由は?
 1.大手アパレルから発注がある
   有名大手洋服店と提携しているので
   週末に売れたジーンズのすそ上げなどがある
 2.古いミシンの部品を取っておく 
   60年以上経ってメーカーにもない部品がある
   出張修理をするので、店にいないことが多い
   何年かすると新品を買ってもらえる
 3.他の店が潰れた
   顧客が流れてきた
・シャッターが半分閉まっている家具店
 小さな店で、客が入ってくる様子がない
 中は倉庫みたいだが、一応値段がついている
 置いてある家具は売れないし、修理ももうからないという
 なのに、年商4000万円
その理由とは?
 1.カタログ販売
   注文を受けて売る 1000万円
 2.新築丸ごと搬入
   床のコーティング、エアコン、カーテン
   風呂の防カビなどで、2000万円
 3.建築会社と提携して、建てているときに家具を揃え
   完成前に搬入する 1000万円
骨とう品屋
 人がたくさん通るが客は入らない
 浮世絵専門で、利益率は最大7割ある
 年商は4000万円という
その理由とは?
 1.美術館からの依頼がある
   美術館はセットで展示するので、欠けてるものを注文される
   店同士でやりとりして、見つける 1500万円くらい
 2.外国人が買う 目の前が帝国ホテルなので外人が来る
 3.オークションの代行
   客が売りたいものを変わりにオークションにかける
   最高500万円で売ったことがある 

週刊オリラジ経済白書

買い物上手でお金を有効に!お店も参った!

焼肉店では・・
 「3人前」で頼むお客さんより
 1人前を3つ頼むお客さんに参る。
 なぜなら小皿に盛ったとき、1人前だと
 さびしく見えるので、つい多めに乗せてしまう
不動産会社編 手ごわいお客さんは?
 1.4月初旬をねらって来店する
   一番忙しい時期が終わった時に来て、
   売れ残り物件を値引き交渉されてしまう
 2.管理不動産屋を聞いてくるお客さん
   物件を紹介するだけの不動産屋か、元付不動産会社かどうか?
   元付不動産会社をつうじて、オーナーの所に情報がいくので、
   その方が話が早いことがある
 3.排水溝の臭いをチェックするお客さん
   使用していない期間が長いと、配水管の水がなくなって
   下水の臭いがする
スーパーが参ってしまうお客さんは?
 1.特売品の近くに置かれた商品を買わないお客さん
   特売品の周りにおいてある商品は、店にとって
   利益が上げられる品が置いてある
   衝動買いを誘発できるから。
 2.悪天候の時をねらって来店するお客さん
   客がこないので、早めに値引きをする
   仕入れ値に近い値段まで下げることもある
 3.5000円分の刺身の盛り合わせを頼むお客さん
ここで問題 
 お任せの刺身盛り合わせを頼むとき、困るお客さんとは?
答え 普通よりも立派な皿を持ってくるお客さん
他のスーパーで実験してみた。
白い普通の皿と、立派な絵皿で試してみた。
比べてみると、明らかに絵皿のほうが盛りが良い。
職人気質の人は、つい見栄えを優先してしまう。

世界まるみえ

怒鳴りあう家族 父とナニーが大バトル

子宝とはいえ、3つ子の双子の男の子ばかり5人なんて、
ホントに大変!お金以上に手がかかる・・
ひたすら騒ぎ、暴れ回る子供たち
 7歳の3つ子と3歳の双子の男ばかり5人。
 子供たちだけではなく、両親も叫ぶので、
 大声を出しすぎて、声もかれてしまう。
ナニー本部でそれを見ていたナニー達
 「親も一緒に騒いでいるように見える」
ベテランのデボラが行くことになり、
 さっそく観察を開始する。
響き渡る母の怒鳴り声、ランチに戻ってきた父も怒鳴る
 子供たちは泣くか、反発するか・・
子供たちが妙に静かな時は、勝手にお菓子を食べている
デボラが問題点を指摘する
1.親は怒鳴ってばかり
  頭ごなしに言っても、言うことを聞かない
2.いつでもお菓子が食べられるのは良くない
  小さな決め事からルールを学んでいくように
ルールを発表する
 怒鳴らない、お菓子を勝手に取れないようにする
 怒鳴らずに、なぜそんなことをしたのか、相手に聞く
 怒鳴ったら負けの我慢比べ
お菓子の棚にはカギをつけて、ママの許可が出たときだけ出せる
良くないことをしたときは、あげない
お手伝いをする。自分のベッドは自分で直す
良くできたらごほうびが出る
手伝いをすることで、家族の一員と実感できる。
デボラがやって見せると、言うことをきいてくれる。
でも母がまねしてもうまくいかない。
母「デボラの言うことは聞くのに、私の言うことは聞かない!」
そして、ついに怒鳴ってしまった。
 やってしまった・・わめき散らす自分は母親失格と落ち込む。
でも、気を取り直して怒鳴りつけた三男をひざに乗せて
「何でも言って」そう言うと、2人で抱き合って泣いた。
デボラ「すばらしかったわ。ちゃんと気持ちを伝えられたもの」
次は父の番。相変わらず怒鳴りっぱなし。
みかねた母が「少しやり方を変えてみない?」
と言うが、一向に怒鳴るのをやめない。
デボラ「どうして怒鳴るの?話し合うことが必要なのに・・
 上から押さえつけて怖がらせるだけ」
父は子供と話し合うことにした。
 子「パパが怒鳴ると怖いんだ」父「怖がらせてゴメン」
デボラ「立派よ。身をもって謝ることを教えたわ」
5日目になると、家から怒鳴り声が消えた。
そして進んでお手伝いをするようになった。
最終日 
腕白だった子供たちも、涙ながらに別れを告げる。
父も「本当に感謝しています」
こうしてナニーは、また次の家族のもとへ向かう。

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クレームは宝の山 ペットショップにて

客は店員の勧めリ通りに、元気なチワワを買った。
「バクバク食べますよ」という店員お勧めのドッグフードも買った。
4日後、苦情を言いに来た。
「ペットフードを食べさせたら、体調に変化がおこった」
医者に連れて行ったら
「食べすぎ。胃捻転になる可能性もある」と言われたという。
対応した店員はつい「この犬は・・」と言ってしまった。
愛犬家に対して「犬」と呼ぶのは禁句である。
ワンちゃんとか名前を呼ぶのが良い。
対応したとき、つい笑顔を見せてしまった。
苦情主は「買ってすぐなら医療費を負担する、と書いてある」
というが、食べすぎでは、医療費は負担できない。
店長も出てきたが、クレーム対応に失敗したので、
客は怒って帰ってしまった。
ここで問題 店長のとったクレーム対応とは?
 (専門家によると、クレーム対応の時は笑ってはいけない。
 相手の目を見て、目線を動かさずにほんのわずかに微笑む程度が良い)
数日後に、苦情主の所に手紙が届いた。
飼い主に対する謝罪文と、ワンちゃんにあてた手紙も入っていた。
5枚にわたり、ワンちゃんに対する謝罪文が書かれていた。
ワンちゃんを人間と同じ扱いにすることで信頼を取り戻した。
客は、この後もこの店にきてくれた。

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クレームは宝の山 高級ホテルにて

ある男性が、彼女の誕生日を高級ホテルで祝おうと2人でやってきた。
でも夜景を見ようとしたら、マンションの壁しか見えない。
予約するとき「夜景の見えるスイート」と言って予約したのに!
さっそく、フロントに文句を言う。
でもフロント係はうまく対応できない。
部屋を変えようにも空いていない。
このピンチに客室係が現れた。
まずは、あっさりと非を認めて、客の気を静める。
「私も前に同じようなことがありまして・・」と、
 気持ちが分かることを伝えると共感を得られやすい。
でもこの客は逆に怒って「ネットに書く!金は絶対払わん!
 許さない!」とかえって火に油を注ぐ結果となった。
部屋では彼女の機嫌が悪く、苦情主もお手上げ。
そこに訪問者があった。
ドアを開けると、客室係が花束を持って立っていた。
「12時に花束を持ってくるように言われました」と
苦情主が花束を用意したかのように、装って言った。
サプライズ」という対応の仕方である。
これで、彼女も喜び機嫌を直したので、
苦情主もまたこのホテルに来てくれるようになった。

お金

銀座で働く人は高給取り? 月給はいくら? その3

ペット保育士 21歳
ネットでその日のペットの様子をアップしたりもする
深夜勤務もあるが犬が大好き 20万円
(大好きな犬といつも触れ合えて、楽しそう)
・人気DJ クラブの中での仕事 
選曲とリズム感が大事 週3日 2時間
 50万円
てんぷら屋天国 料理長59歳
大変な技術が必要
大切なのは火の通り加減と、油を汚さないこと
8時に築地に仕入れに行くが、冬はメチャクチャ寒い
 この道40年 50万円
・ホステスの集まる美容室の美容師 33歳
髪のセットアップ専門 週?日時間
セット料金は2100円 10分くらいで終わる
1日30人以上 完全歩合制 1人につき1000円になる
 70万円位 やりがいがあるという
・銀座の父と呼ばれる占い師 喫茶店で鑑定する
週4日 5時間 1日5人鑑定する
場所代は無料(お客が集まるので店も助かる)
30分で1万500円 月に120〜150万円
占いの勉強は欠かさないし、ネットの占いサイトを
 監修してWeb監修料が入る。
画廊オーナー 展示・販売スペースを持つ
銀座にはおよそ300軒の画廊が集まっている
新しい才能を発掘したいという、57歳のオーナー
画廊に来る人は、1日平均して20〜30人位
月に4〜5枚売れる 約半分が取り分
 6年目でやっと60〜70万円
  1週間単位で個展をすると、週20万円になる
(売れる作品を見抜く目が必要)
銀座久兵衛 最高級寿司店 この道45年 60歳の職人
下積みが長く、包丁にさわれるまで8年かかる
ウニの軍艦巻きは久兵衛が初めて作った
 週5日 8時間 残業が多い 80万円位
 (長年培った職人芸は、さすが!)

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