世界名作劇場

お金がなく ホームレスだった田村が泣いた『小公女

貧乏(だった)麒麟田村が号泣した小説は小公女。
公女というのは、貴族のお姫様の意味。
セイラは7歳だが、生まれてすぐに母を亡くしている。
父はクレール大尉で、お金持ち
セイラは教育のために父のもとを離れて、ミンチン女史の学校へ。
父はダイヤモンドを求めて、インドへと旅立った。
セイラは、学校でみんなの人気者になった。
しかし、誕生日にミンチン女史のもとへ、
父が「インドで熱病で亡くなった」という知らせが入る。
ダイヤモンド事業に失敗してお金をなくしてしまったという。
そのため、セイラは薄汚い屋根裏部屋へ追いやられ、
お手伝いさんとして、こき使われるようになった。
 (田村も中2の時、父が解散!と言ってどこかへ行ってしまったので、
  公園でホームレスになった)
汚いので、生徒は近づかないように言われた。友はねずみだけ。
食事もろくに与えられずにこき使われた。
悲しみと絶望に打ちひがれる日々。
 (田村:空腹は本当につらい。死を意識しだす。
    でも周りの人が助けてくれた)
ある日、セイラに不思議なことが起こった。
屋根裏部屋が暖かくて、食べる物もたくさんある。
実は、隣に住んでいるカリスフォードがこんな贈り物をくれたのだ。
サルが迷い込んでいたので、返しに行くと名前を聞かれた。
セイラ・クルーと言います」
その人は、父をダイヤモンド事業に誘った人だった。
「ダイヤモンドはあったのです。お金もあります。
これからは、一緒に暮らそう」
こうして、セイラは幸せになりました。
めでたし、めでたし。
小公女に比べると、小公子は印象が薄く、どんな話だったか・・
お金のない貧しいセドリックが、貴族の息子とわかり、
苦労して、立派なリトルプリンセスになるまでの話なのですが。

世界名作劇場

お金を使わずに、ガリヴァ−と一緒に世界旅行

解説の担当は、千原ジュニア。
ガリヴァ−旅行記は、医者であるジョナサン・スウィフトが書いた。
夏目漱石も絶賛したという。
お金を稼ぐために船医として、船に乗ったガリヴァ−。
船に乗って、じきに難破してしまう。
13ページ目で、もう海岸に縛られている。
その後、小人に面倒を見てもらうが、
何しろ、1回の食事を300人で作らなければならない。
1724人分を食べてしまう。
小人の国はお金がなりなり、毒殺するしかないということになったが、
しかし死ぬと、大きな死体を処理できないので実行できず。
そんなある日、宮殿が火事になった。
ガリヴァ−は、オシッコで火事を消した。
「宮殿にオシッコをかけるとは!」小人は怒った。
ガリヴァ−は「この国を出ていけ!」と言われて、この国を出た。
次に着いたのは、巨人の国。
鎌倉の大仏さんが立ち上がったくらいの大きさがある。
女性たちに可愛がられた。
どう、可愛がられたかはちょっと言えないが、
例えば、乳首に乗せられて遊ばれた。
何しろ毛穴が巨大で、産毛がロープのようなのでゲロを吐いた。
再び、旅に出てまた漂着した。
空に浮かんだ島、ラピュータ。
 (アニメ『天空の城ラピュタ』はここからきている)
この国の人たちは、いつも難しいことを考えている。
話し掛けても気が付かないので、ひとりひとりに、
タタキ役が付いていて、話し掛けられるとたたいて気づかせる。
こんな国はいやになって海へ行くが、海賊に襲われてある島につく。
しゃべる馬のいる馬の国。悪という概念がない。
ヤフーという家畜が飼われている。
臭いし、ウソはつくし、だますし、まったくひどいがこれが人間なのだ。
馬の使用人として暮らすが「なんで家畜を家に入れるのか」と言われる。
そこで泣く泣く国へ帰った。
国へ帰って、奥さんに抱きつかれると、ヤフーと思って失神した。
この後、馬小屋で馬と一緒に暮らした。
絵本などでも、海岸で縛られているガリヴァ−は良く見ましたが、
それ以降の話は、良く知りません。
スウィフトは、人間嫌いだったのでしょうか。
せっかく、奥さんと再会したのに失神しちゃうなんて・・
奥さんは、自分を避けて馬と暮らしている夫を、
どんな思いで見ていたのでしょうか。

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